僕は筋トレを始めて今年で約8年くらいになる。
周囲の人に筋トレ歴について話すと「良く続きますね」と言われるが、もう好きでいられる程になっているので、
この習慣を止める選択肢がない。
1カ月くらい間が開いてしまう事もあるが、すぐに再開することもできる。
しかし周りからは「家トレを始めても気づけばやめてしまう」「ジムに通っても三日坊主で終わってやめてしまった」と続かなかった結果をよく耳にします。
しかし続けられるようにできているのは「才能」でも「意志の強さ」でもありません。
ただ“続けられるように設計していった”ただそれだけです。
今回は筋トレを始めたいと思ってるが続かないという人に向けて、僕が筋トレを8年間続けられている理由に
ついて書きたいと思います。
このマインドは筋トレ以外にこれから何かをしたいと思う人にもヒントになると思うので是非最後まで読んで
いただけると幸いです。
僕が筋トレを始めた理由
まず初めに僕が筋トレを始めた理由について。
キッカケは長年のデスクワークによる椎間板ヘルニアがキッカケでした。職業病ですね。
椎間板ヘルニアになった当時は単なる腰痛とは比べ物にならない、寝返りすら打てない強烈な痛みと、
なった途端に体が動かせなくなるという事に恐怖を感じました。
その経験がトラウマになった事から「二度とヘルニアになりたくない!」という強い気持ちと、
診断してくれた医者から「筋トレとウォーキングをしなさい」とアドバイスを受けたことが発端です。
最初は小さく始めた
多くの人が「続けたい」と思いながら、挫折してしまい三日坊主で終わってしまいます。
忙しい日、気分が乗らない日、予定がズレた日。
そのたびに「自分は意志が弱いから続かないんだ」と責めてしまう。
でも、それは仕組みの問題なんです。
筋トレを習慣に組み込むにはまず「小さく始める」ことをおすすめします。
僕の場合は医者のアドバイス通り、腹筋運動とウォーキング(散歩)から始めました。
健康維持という名目で「最低限、週1回でもいいから腹筋と散歩だけはやろう」という意識が習慣化に繋がり、
そこから腕立て、スクワット、プランクなどと自重トレーニングのバリエーションが増えました。
更にダンベルを買い、今ではジムへ行くようになり今日に至る、といった感じです。
もともと高校二年くらいまで空手をやっていて、それまで筋トレは多少やっていたものの社会人になってからは
気が向いたらやる程度でした。
はっきりいって習慣でも何でもなく、よほど暇な時の運動レベル。しかし、良くも悪くもこのトラウマ体験が
危機を回避する行動として筋トレを習慣化するのに役立ちました。
筋トレはモチベーションに頼らない、完璧を目指さない
僕が筋トレを続けられているのは、筋トレを止めれば健康を害するリスクが高まるのを
理解しているからです。
なので「筋トレは義務」として、モチベーションの外に置くことが出来ています。
このモチベーションに頼らないようにするというのが習慣化のカギだと思います。
そしてモチベーションに頼らないようにするためには「なぜ筋トレをするのか?」というのを
自分に問いかけてみてください。
男の場合、大半はモテるため、という気持ちがあるあるですが、これはモテるという未来が約束されてない以上、
達成するにはモチベーションに頼らざるを得ません。
僕の様に「ヘルニアになりたくない」や「10年後も健康でいたい」など自分が将来どうなっているか想像できる
状況を目標に掲げると続けられるでしょう。
また大事なのが常に完璧を目指さない事です。
筋トレを初めたての頃は「毎日5種目やる」とか「1日腕立て100回!」といった初心者にとって高い目標を
掲げがちですが、正直これは良くありません。
最初の内は小さく、それこそ「2日に1回1種目だけやる」でもいいですし「毎日腕立て10回だけやる」とか
からでもいいです。
出来ることから初めて少しずつ増やしていく、これが大事です。
最初は小さな一歩ですが積み重ねてどんどん回数が増やせるようになってくれば体も変わっています。
筋トレが止まっても再開する意識があればそれでOK
次に大事なのは一時的に出来ない時期があったとしても、戻る気持ちがあれば問題ないということです。
継続というのは、常に途切れずに維持し続けることではなく、“また再開すればOKという”マインドを持つこと。
この考え方が身につくと、筋トレに限らず人生の多くが楽になります。
僕自身1カ月以上、ブランクを開けた事もありますが、その都度、再開してまた筋トレを行うことが出来ています。
間を置いたからと言って筋肉はそう簡単には落ちません。たしかにトレーニングの調子を戻すのに多少の時間は
かかりますがマッスルメモリーという言葉があるように、大きなけがや病気じゃない限り、以前の調子に
すぐ戻ります。
一度途切れたとしても、そこで終わるわけじゃありません。
それは人生においては“点のイベント”であり線で見た時に筋トレを行えてる日の方が多ければ習慣化できていると
思って良いでしょう。
できない日があってもいい。それよりも“また戻ってこれた”と自分を褒めてあげてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。筋トレにせよ何事も継続はむずかしいですが、そのハードルを下げる方法は沢山あります。
何事も継続とは途切れさせない為の“設計力”が大事です。そこに才能や根性は必要ありません。
まずは小さく始める。1種目だけでもいいんです。種目を増やすのは慣れてから遅くないです。
もし途中で止まったとしても、また再開すれば大丈夫です。
まずは腹筋10回から始める。スモールステップでいきましょう。
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