Apple Watchが面倒でチープカシオに乗り換えたら、思わぬデジタルデトックスになった。

どうもKai(@growth_shift)です。

皆さんApple Watch使っていますか?

僕は以前使っていましたが、今は全く使っていません。

iPhoneユーザーなのでApple Wacthとリンクさせると日常が便利になるのは間違いないんですが、
逆にそれが煩わしくなって使うのを止めました。

便利すぎるが故に少し疲れてしまった、それが使うのを止めた理由です。

そこから2年くらい経って普段使いの時計が欲しいなと思って買ったのが「CASIO Collection」

いわゆる「チープカシオ」です。「チプカシ」とも呼ばれています。

最初は普段使いだし、安くて頑丈、でもちょっとだけ通ぶりたいなという自分にぴったりでした。
安いとはいえ腕時計があると身なりも若干引き締まる気がします。

しかしApple Wacthからチープカシオに乗り換えて良かったのは、手頃だとかそういう面だけではありません。
敢えてシンプルなデジタル時計を身に付けることが結果的にデジタルデトックスにもなったんです。

今回はApple Wacthからチープカシオに乗り換えて良かった事について書いていきたいと思います。

Apple Watchの便利さに疲れた理由

僕が早々にAppleWacthから離れた理由は、その便利さにあります。

Apple Wacthやスマートウォッチの良いところは情報をコンパクトに身にまとえるという点。

通知、健康状態、キャッシュレス決済、昔見たSF映画の様なデバイスで、僕も買った当初は
その便利さに感動していました。

しかしApple Wacthを付けていると当然ながら何かにつけて通知が来ます。
中でも一番鬱陶しく感じたのは「スタンド」通知。
これはデスクワークが45分以上続いていると立ち上がって休息をとって下さいという親切機能。

健康状態を管理するスマートウォッチならではの機能ですが、作業に没頭してるときに毎回この通知で
集中が途切れてしまう
という事が多々ありました。
また休憩だからとスマホに手が伸びてしまい、作業に戻るどころか脱線してしまう、なんてこともありました。
(これは僕の意志力の問題もあると思いますが)

一番最悪だったのが仕事の通知も受け取れるようしたこと。

日中、仕事に関する通知で左腕が頻繁に震える。

四六時中常に仕事に追われてる感覚。
別にこれは個人の設定なので自業自得の様なものですが情報を集約しすぎるのも考え物だと思いました。

そして何よりスマートウォッチは電気で動きます。そうしたら当然充電が必要ですよね。
これもまた地味に面倒でした。今は分かりませんが同じApple製デバイスなのに専用の充電器が必要で規格が
統一されてないところも不満でした。

充電が切れても時計として機能する、とのことですが、スマホ以外のデバイスを充電するの面倒くさすぎだろ、
と、当時は思っていました。

チープカシオが日常にちょうど良い3つの理由

それではチープカシオのちょうど良い理由について語っていきます。主に3つあります。

シンプルに壊れにくい

まずチープカシオはシンプルに壊れにくいです。
普段使いにおいて落としたり水に濡れたり、何かにぶつかってしまったりと、色々と物理的リスクがありますが、
そこはG-SHOCKに代表されるCASIO製。よほどの衝撃じゃない限り壊れる心配はありません。

20年近く地中に埋まっていたチープカシオを掘り出したところなんとまだ稼働しており、時刻も7分しかズレていなかった、という実話もある程耐久性に優れています。

手頃な価格で気軽に使える

次に何といっても価格が安い事。チープカシオは1万円以内で買えます。学生から社会人まで手が届きやすい。
一番安いモデルは1,000円台で買えるものもあります。

別に昔のモデルだから安い、というわけでもありません。
最近発売されたモデルも大体が1万円以内で買えるという高コスパ。
たまにコラボ商品で1万を超えるモデルもありますが、それでも他の時計と比較して圧倒的なコスパであることは明確です。

遊び心とデザイン性がある

チープカシオにはシンプルな見た目から電卓が付いたユニークなモデルまでデザイン性は様々で、どこか少し平成を感じる、いわゆるY2Kを意識したような遊び心があります。

ユニークで遊び心のあるデザインで且つ安い。

そして安価なのに暗黙的にブランドとして確立されている点。
手頃に手に入るのに「分かってる人は身に付けている」感のある存在は、30代になって
値段に縛られない、本当に良いもの身に付けたいという、ちょっとだけ通ぶりたい僕の気持ちに
ベストマッチしました。

実際に使ってわかったモデル別レビュー

僕は現在3本のチープカシオを持っています。3つとも気軽に使えるのに、満足感があります。

ここからは1本ずつそれぞれ紹介したいと思います。

A158WA-1JH|日常に溶け込む万能モデル

A158WA-1JH

最初に買ったのはA158WA-1JHというモデル。ヤマダ電機で1,500円くらいだったと記憶しています。
シルバーのメタリックボディに黒地で青いラインがアクセントな所が気に入りました。
どことなく映画ターミネーターを彷彿させる90年代チックな見た目が良い。
どんな服装にでも合わせやすいのです。

A159WGEA-1|嫌味の無い上品さと遊びのバランスが絶妙

A159WGEA-1

次に買ったのがA159WGEA-1。A158WA-1JHの後継モデルでしょうか。
こちらはゴールドのボディにA158WA-1JHとほぼ同じデザイン。ただ並行輸入品との事で少々高めでした。
(といっても6,000円台ですが)
金の時計ですが、デザインやチープカシオという立ち位置にあるおかげか金にイメージされる嫌味さがなく、
ちょくちょく褒められます。

使ってて一番満足度が高いのはこのモデルです。

CA-53W-1Z|その無駄さが愛らしい個性派を“語れる時計”

CA-53W-1Z

3本目に買ったのがCA-53W-1Z。これも並行輸入品ですがA159WGEA-1よりは安かったです。
この時計は電卓が付いており、飾りではなく実際に使えます。ただ見た通りボタンが小さすぎるので
全く使っていませんが。
このようにユニークな見た目をしているところに愛嬌を感じられて一目惚れしました。
後で知ったのですが映画バックトゥザフューチャーのマーティーやバットマンダークナイトのジョーカーが劇中身に付けていた時計との事。
ユニークな見た目に有名な作品でも使われてた、というところで他とは違うこだわってる感を出せるので買って良かったです。

形状的にぱっと見Apple Wacthっぽいですが、「よく見たらApple Wacthじゃない。なにこれ?」と言われたりもします。

でも、そこから会話に繋がったりするので意外とコミュニケーションに一役買ってくれたりします。

デジタルデトックスとしてのチープカシオ

普段使いにちょっと欲張った気持ちから購入したチープカシオですが、使えば使うほどやっぱりApple Wacthは
合わなかったんだ、と思うようになりました。

当然ですが別にApple Wacthが悪いという訳ではありません。単純に情報の供給過多に疲れていたんだと思います。

その点、シンプルな腕時計は僕に時間を知らせる以上にノイズからの解放というデジタルデトックス効果を
与えてくれました。 

便利すぎてもいけない。日常使いする時計は時計だけの機能を果たしてくれればそれでいい。

チープカシオが合わない人もいる

ここまでチープカシオを推してきて、デジタルデトックスにも良いという点を話しましたが合わない人もいます。
それは営業マンなどスーツを着る職業の人。

流石にスーツにチープカシオを合わせるのは止めといた方が良いでしょう。
僕は私服OKな業種なので仕事でも普段使いできていますが、身なりも信頼構築に繋がる人たちはそれなりの価格帯の時計をおすすめします。

高い時計も場面が違えば相手にしっかりとした印象を与えるので、それはある意味、自己投資につながるはずです。

便利すぎる時代に、不便を選ぶ豊かさ

いかがだったでしょうか。自分の生活の質(QOL)を上げたいと思って買ったApple Watchが便利すぎて
逆に疲れてしまった、という話でした。

スマートウォッチは腕に必要な情報を集約できますが、言うなれば常に情報に纏わりつかれている状態
なってしまいます。

そして常に情報を感知できる状態になっている為、注意散漫になってしまう。
果たしてスマートウォッチを使っているのか、使わされているのか。あなたはどうでしょうか。

ここまで読んでいただけて分かったと思いますが、恥ずかしい話、僕は圧倒的に使われている側でした。

便利すぎる時代にあえて機能を絞った機械に惹かれるようになるのは、多少不便を感じるとしても、
それを選ぶ勇気こそが、今の時代の豊かさなのかもしれません。

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